総合医療センター 新体系確認
◇近江八幡
近江八幡市総合医療センター(土田町)が一日、災害医療訓練を行った。
東日本大震災に派遣された災害派遣医療チーム(D―MAT)の現地での経験を生かして改訂した「災害時部門組織図」に基づいた初の訓練で、PHS携帯電話や院内LAN(コンピュータ)を活用した連絡体制によるスムーズな負傷者の受け入れと、外部機関との連携、負傷者の外部搬出などについて、体系的な対応や担当・係の新たな課題などをチェックした。
訓練は、平日の日勤時間帯に東近江地域で震度7の地震が発生、多数の負傷者が次々と同センターに搬送されて来るとの想定で行われた。
訓練には同センターの医師や看護師、職員や技師ら百人と、市立看護専門学校生、東近江消防本部の合わせて約百五十人が参加した。また、ヴォーリズ記念病院の医師と看護師も応援に駆けつけた。
センター玄関では、運ばれてきた負傷者の治療の優先順位を決めるトリアージが行われ、自分で歩ける「緑」から重くなる順に「黄」、「赤」、死亡の「黒」に判別し、患者の情報が記入されたその色のタグが付けられると、一階フロアーに設けられた各色ごとのゾーンに振り分けた。
各ゾーンでは、医師による詳細なチェックが行われ、検査、治療、手術、入院、外部医療機関への搬出などの判断が下され、その情報が二階の災害対策本部で集約され、関係部署・機関との調整が行われて、指示が出される。
現場では、救護ベッドが足りない、情報記入が不十分、PHSがつながらないなど、実際に起こり得る問題も発生。本部の指示を仰いだり、他のゾーンの協力を要請するなど、一刻を争う事態の中での混乱回避の即時判断も求められた。







