信楽町のメーカーが製造・販売
◇甲賀
この冬の節電グッズとして、信楽焼の湯たんぽが注目されている。遠赤外線効果で体の芯からじんわり温まるのに加えて、湯が冷めにくいのも人気の理由。甲賀市信楽町で唯一製造する「三彩」を訪ねた。
遠赤外線効果で温かく
時間がたっても冷めにくい
同社が信楽焼の湯たんぽを初めて企画したのは、平成二十一年、当時の政府がウォームビズを提唱していたのがきっかけ。 二十二年から製造、販売をはじめ、この冬は湯の注ぎ口をゴム詮から、扱いやすいネジに改良した。
焼き物が優れている特徴は、健康によいとされる遠赤外線効果で、体の芯からじんわり温めてくれる点。
また保温効果にも優れ、同社によると、毛布にくるんだ湯たんぽに八十度の湯を入れて十二時間後に温度を測ったところ、陶製は三十八・六度までしか下がらなかったが、金属製だと三十一・二度まで下がった。
陶製なので電子レンジで手軽に温め直すことができるうえ、湯の温度がさほど下がっていないので効率もよい。 地元の直営店や百貨店で販売しており、「関心は昨年よりも今年の方が高い」とのこと。
社長の上田和弘氏(73)は「人々の生活に必要とされるものを生産するため、信楽焼の伝統を生かしながらも改良して産業を発展させることが大事と考え、開発した。今後も信楽焼の良さを知ってもらえる製品づくりにまい進したい」と話している。








