着物でぶらり、来館特典も 18・19日には「にんげん雛」
◇東近江
商家伝来の家宝雛を一斉公開する『ひな人形めぐり』が、五個荘金堂町の近江商人屋敷などで始まり、華やかな美しさで人々の目を楽しませている。
ひな人形めぐりは、江戸時代から受け継がれる商家の家宝雛を中心に、明治・大正・昭和・平成の雛約百セットを展示しているもので、毎年、全国各地から大勢の観光客が訪れる人気のイベント。展示会場も増え、八つの観光文化施設(近江商人屋敷中江準五郎邸・外村宇兵衛邸・外村繁邸・藤居彦四郎邸・近江商人博物館・金堂まちなみ保存館・観峰館・八年庵)で同時開催され、十分な見応えがある。
特に目を見張るのは、豪商・外村宇兵衛邸に飾られている寛政六年(一七九四)の「御殿びな」。畳三畳ほどの大きさもあり、一梁ずつ御殿を組むのも一日仕事、唐破風の御殿内に内裏雛や七人官女が華やかに飾られ、宮中行事を再現するように庭には公家、仕丁らが立ち並ぶ。
また、外村繁邸に受け継がれる「親王飾り」は、繁の父・吉太郎(明治元年~昭和二年)が、明治三十一年に生まれた長女・と志の健やかな成長を願って揃えた雛人形。近くには、繁の母・みわ(明治十一~昭和三十七年)が着用した晴れ着が掛けられるほか、珍しい狆(ちん=江戸後期に流行した犬種)ひき官女を飾る「有職雛飾り」も見所。上から見下ろすと雛人形が源氏絵巻のように見えることから、源氏枠と呼ばれている。
三月二十日まで。期間中、ぷらざ三方よし(市観光協会事務所)では、お雛様の衣装をまとう記念撮影コーナーが設けられているほか、二月十八・十九日の二日間、外村繁邸で「にんげん雛まつり」が催され、三人官女から白酒(小学生以下の子どもたちには雛あられ)が振る舞われる。時間は午前十時~十一時半、午後一時半~三時。
入館料は五館共通券で九百円、三館で六百円、藤井彦四郎邸のみは三百円、近江商人博物館と観峰館はそれぞれ二百円、金堂まちなみ保存交流館は無料、八年庵は五百円。開館時間は午前九時半~午後四時半。月曜休館。問い合わせは東近江市観光協会(TEL0748―48―2100)へ。
期間中、着物で来館すると、近江商人屋敷四館と近江商人博物館、観峰観、八年庵の入場無料券とオリジナル一筆箋がもらえる「着物でぶらりひなめぐり」が催される。







