3月3日から大津歴史博物館で
◇大津
大津市歴史博物館は、市民研究会「車石・車道研究会」と共催で三月三日から、企画展「車石―江戸時代の街道整備」を開く。会期は四月十五日まで。
同展は、現在から約二百年前、大津から京へ至る約十二キロにわたって、大津から京へ物資を運ぶ牛車の車輪がぬかるみにはまらないよう敷設された「車石」について、街道絵図や浮世絵、古文書、古写真、牛車の模型など五十点を通じて、当時の先進的な街道政策を紹介するもの。
とくに今回の展覧会では、車石、車道を描いた精密な絵図を初公開する。
全長十六メートルに及ぶ「大津・京都間道造絵図」(文化元年、一八〇四年)は、車石の敷設工事が開始される文化元年につくられた工事の計画図面で、東海道大津―京都間の屈曲した道の様子を、紙を継ぎ足すことなく表現している。
絵図からは、計画当初は車石の敷設が部分的であったことや、車の轍(わだち)跡を補修するだけの区間があったこと、また文化元年の工事以前にはすでに車石が敷かれた区間があったことなど、今まで不明だった着工以前の東海道の様子が推定できる。
観覧料は一般五百円、高大生三百円、小中生無料。月曜休館。問い合わせは大津市歴史博物館(TEL077―521―2100)へ。






