南志賀遺跡は祭祀場跡か 古墳時代後期の土器も
◇大津
大津市教育委員会が昨年十一月から発掘調査を実施していた南滋賀遺跡(大津市南志賀三丁目)で、古墳時代後期と考えられる土器類のほか、祭祀に関連する舟形や陽物形などの木製品、桃などの種子などが見つかり、同市教委は「何らかの祭祀の跡と考えられる」とみている。
南志賀遺跡は、大津市南志賀一~三丁目にまたがる面積五百六十六平方メートルの遺跡で、近畿地方で初めて方形周溝墓が確認されたり、古墳時代後期の渡来系の人々が遺した特殊な大壁建物が見つかった。近隣周辺では、大津市と関係する南滋賀廃寺、ドーム状石室といわれる特殊な石室が出ている。
調査は、東西三間の掘立柱建物跡のほか、幅二・三~二・六メートル、深さ〇・五メートルの溝や、細長い溝が四本検出された。溝からは、舟形や陽物形(全長四十二センチ、径五センチ)といった祭祀に伴う木製の遺物、楕円形の浅い皿、不老長寿の薬とされ古代より祭祀で使われた桃の種が見つかった。









