臨戦態勢に入った次期衆院選
◇全県
橋下徹・大阪市長率いる[大阪維新の会]に戦々恐々の野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が先月二十五日に東京都内のホテルで極秘に会談し、消費税率引き上げ関連法案の扱いや、法案成立と引き換えに衆院解散を約束する「話し合い解散」を協議していた模様だ。このように解散風が吹く中、大阪維新の会は二十四日、次期衆院選に候補者を擁立しようと、「維新政治塾」を開講する。そこで臨戦態勢に入った湖国の次期衆院選を追ってみた。 【石川政実】
自民が支部長発表
2区上野氏、3区武村氏
大阪維新の会は二十四日、次期衆院選の候補者養成を目指して、大阪市の大阪国際会議場で「維新政治塾」を開講する。
この維新政治塾には、滋賀県からも、三人の県議、元国会議員、若手経営者、国会議員秘書、市議ら多数が応募したとのうわさが出ていた。このうち自民党の二県議は、本紙取材に対し「応募の事実はない」と否定した。
しかし、みんなの党県議会第1支部長の蔦田県議(50)は「道州制など維新の会に共鳴するところが多く、勉強のために応募したもので、次期衆院選云々ではない」と認めている。
ちなみに維新政治塾には、三千三百二十六人の応募があったが、先ごろ行われた一次選考で振るいにかけられた約二千二百人が残っている。蔦田県議も含め一次選考通過者らは、二十四日の開講式に出席する。なお今後も、二次選考審査が実施され、八百人から千人に絞り込まれる予定だ。
維新の会に戦々恐々の自民党県連は二日、県庁で記者会見を開き、衆院2区支部長に元衆院議員の上野賢一郎氏(46)、同3区支部長に公認会計士の武村展英氏(40)を正式に選んだと発表した。残る1区は県内外から五人が応募し、支部長が決まるのは今月中旬以降の予定。また4区は、前回も出馬した新人の武藤貴也氏(32)がすでに支部長に就任しており、この四支部長が次期衆院選に出馬する。
一方、共産党県委員会の奥谷和美委員長は「今月下旬には四選挙区全ての候補者を発表したい」としている。 みんなの党の蔦田県議も「どこの選挙区でもいいから、一人でも候補者を擁立したい」と話している。
他方、民主党では、四現職が出馬する。1区は民主党の川端達夫・総務大臣(67)、2区は田島一成・民主党県連代表(49)、3区は三日月大造衆院議員(40)、4区は奥村展三・文科省副大臣(67)が予定されている。








