風雲急を告げる次期衆院選
◇全県
橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会は二十四日、大阪市で「維新政治塾」の開講式を行った。受講者は四十六都道府県と海外から二千二十五人が集まった。滋賀県からは、みんなの党の蔦田恵子県議、古尾谷雅博・大津市議らの姿があった。これに負けじと嘉田由紀子・滋賀県知事が塾長を務める「未来政治塾」も四月二十二日、大津市のピアザ淡海で開講する。次期衆院選に向け、風雲急を告げる湖国政界の動きを追ってみた。【石川政実】
自民、1区支部長に
大岡・静岡県議内定か
「国を変えるため、食うか食われるかの大戦に備えよう」開講式で橋下氏がげきを飛ばした。受講生の蔦田県議は「橋下イズムを生で感じて、滋賀県政の発展に活かしたいと思い、応募した」と話していた。
古尾谷雅博市議は「次期衆院選に出るかどうかは、今の段階ではまだわからないが、可能性はある」と緊張の面持ちだった。関係者によると、滋賀県からの受講生は約三十人にのぼるという。しかし噂の若手経営者(4区)の姿は、なかった。
一方、嘉田知事が塾長の「未来政治塾」は二十六日正午現在、申し込みが予想をはるかに上回り八百三十九人に達した。このため三百人の定員を七百人に拡大する。
未来政治塾準備室広報担当の松田馨氏(選挙プランナー)は「十代から四十代で八〇%を占めるなど若い人が多く、女性と男性では女性が四割を占める。県内が六割で、県外が四割となっている」と語っている。
このような政治塾の動きに戦々恐々の自民党県連は四月一日ごろ、1区支部長選考委員会を開き、支部長を決定する。これまでの経過は、1区支部長選考委員会が十一日に開かれ、公募のあった五人のうち、書類選考で残った四人について面接。さらに二十日には、委員だけが集まって四人の採点結果の最終集計を行い、静岡県議の大岡敏孝氏(39)にほぼ絞り込んだ模様だ。ただ大岡氏との最終協議も残っており、正式決定は四月一日ごろにずれ込むもの。
すでに同党では、2区の支部長が元衆院議員の上野賢一郎氏(46)、3区が公認会計士の武村展英氏(40)、4区が元政策秘書の武藤貴也氏(32)に決まっており、これで次期衆院候補者が全選挙区で出揃う。
自民以外で次期衆院選へ出馬が予想されるのは、1区が民主党現職の川端達夫総務大臣(67)、2区が現職の田島一成・民主党県連代表(49)、みんなの会公認で元防衛省地方協力局環境対策室長の世一良幸氏(52)、3区が民主現職の三日月大造氏(40)、4区が民主現職の奥村展三文部科学副大臣(67)。
なお共産党県委員会の奥谷和美委員長は「四月前半まで候補予定者の発表はずれ込む」としている。
維新旋風が4区を足掛かりに、全選挙区に吹き荒れそうな雲行きだ。







