県がアカマツ種子を提供
◇全県
福島県では東日本大震災により被災した海岸林の復旧が進められているが、復旧のために植栽する苗木用のアカマツ、クロマツの種子が不足していることから、滋賀県の嘉田由紀子知事はこのほど、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事にアカマツ種子を贈呈した。
滋賀県では、松くい虫に強いアカマツ種子を、県森林センターが県内造林用に生産しているが、貯蔵しているアカマツの種子に余裕があるため、今回五・一キログラム(苗木約二十五万本分)を福島県に無償で提供したもの。
提供した種子は、抵抗性アカマツ種子(松くい虫に強いアカマツ種子)で、県森林センター油日分場採種園から採種した。
苗木の養成は、福島県庁から県内の苗木生産者に提供され、二年間畑で養成するという。植栽予定場所は、福島県相馬市、南相馬市。
ちなみに福島県の海岸林復旧計画は昨年度から三十二年度の十か年で、二十六年度から植栽を予定している。
事業主体は、国(関東森林管理局)、福島県で、実施面積は約四百六十ヘクタール、年間約七十ヘクタール。植栽本数は約四百六十万本で、年間約七十万本、一ヘクタール当たり一万本植栽する。
なお、福島県への抵抗性マツ種子供給状況は、茨城県がクロマツ〇・五キログラム、アカマツ二・〇キログラムの計二・五キログラム、栃木県がアカマツ一・五キログラム、神奈川県がクロマツ〇・一キログラム、石川県がアカマツ一・〇キログラム、愛知県がアカマツ五・一キログラム、滋賀県がアカマツ五・一キログラム、山口県がクロマツ〇・五キログラムで、合計十・八キログラムとなっている。






