「発がん性の揮発性有機化合物県へ掘削除去の要請を」
◇栗東
県が有害物の流出防止対策を検討している栗東市小野のRD産廃最終処分場の問題を巡り、飲み水への有害物流入を懸念する「RD処分場の有害物から飲み水を守る会」(高谷順子代表)のメンバーがこのほど、同市役所を訪れ、県が示した対策工案は「原因物を撤去する内容になっていない」として、「市が県に対して速やかに掘削除去するよう要請されたい」とする要望書を提出した。
要望書によると、ドラム缶に詰めて廃棄された、発がん性の強い揮発性有機化合物(VOC類)について、「比重が重く地中に深く浸透するため、県が示す深さ三~五メートル程度の掘削では、その本体を捉えることができない」として、存在する可能性の高い木くず焼却炉周辺を「二十~三十メートル程度深く掘削し、原因物を速やかに除去するよう県に強く要請されたい」としている。
また「現在周辺自治会という限られた中で協議がなされ、私たち一般市民の大半には、説明どころか意見を言う機会すら与えられず、(対策工が)決定されようとしている」として、「市として市民説明会を開催されたい」と訴えている。
飲み水を守る会の高谷代表は「調査結果でVOC類が埋まっていることが分かっているのに、最も疑わしい場所を掘らないのは対策になっていない」と批判。また市民説明会について「市民の意見を集約するのが市長の役割」として求めた。
これに対して平田善之副市長は「市長と相談し、検討して回答したい」と述べた。







