11月11日、大津市伝統芸能会館
◇大津
大津市伝統芸能会館の「世阿弥と禅竹の魅力~融」が十一月十一日午後二時から、同会館能楽ホール(大津市園城寺町)で開かれる。
能の大成者、世阿弥とその娘婿・金春禅竹の作品を上演することで、二人によって確立された「夢幻能」の魅力と現代における能の可能性を問うもの。
シテの「塩汲の老人」と「源融の霊」は味方玄、ワキの「旅の僧」は有松遼一、アイの「都六条辺りの者」は茂山逸平ほか。
能の「融(とおる)」は、東国からの僧が都に着き、六条河原院にて休息していると、田子を荷った塩汲みの姿の老人が現れる。海辺でもないこの地に塩汲みが来たことを不思議に思う僧に、老人は、ここは左大臣、源融の旧邸であり、大臣が千賀の塩竈の景色を遷し、難波より塩を汲んで運ばせ、塩を焼かせるなどして興じたことを語って聞かせた。やがて老人は僧に京の名所の数々を教え、汀に立ち寄り塩を汲むうちに姿を消す。夜半、奇特を待つ僧の前に、在りし日の姿で現れた融の大臣の霊は、月下に遊舞した後、夜明けとともに消えてゆく。
正面席四千円、自由席三千五百円。チケットは同会館(TEL077―527―5236)のほか、JR大津駅、JR石山駅、JR堅田駅前観光案内所で販売している。







