関西最大規模の特別展「土偶・コスモス」
◇甲賀
「縄文のビーナス」など国宝三点を含む日本全国の土偶が一堂に集まる、関西最大規模の特別展「土偶・コスモス」が十二月九日まで、甲賀市信楽町のミホ・ミュージアムで開催されている。
ミホ・ミュージアムで開催中
約一万五千年前から一万年以上も続いた縄文時代、日本列島は海に囲まれ、温和な気候で、動植物にも恵まれていた。縄文人の豊かな暮らしぶりは、近年の目覚ましい発掘成果によって、次第に明らかになってきている。
縄文人はムラに定住し、驚くべき造形を施した土器や土偶をつくり、赤や黒の漆を使った装身具や翡翠(ひすい)を加工して身を飾り、交易し、巨大なモニュメントを建設した。
なかでも土偶は多彩で変化に富む造型、素朴で力強い表現が、近年注目を集めている。何らかの儀礼や祭祀に、呪術的な目的を持って作られたと考えられているが、その実態はまだ謎に包まれたままだ。
同展では、奇跡的に完全な形で発見された国宝「縄文のビーナス」(長野県茅野市蔵)や、東近江市の相谷熊原遺跡で平成二十二年に発掘された、豊満な女性を思わせる日本最古級の相谷土偶(滋賀県教育委員会蔵)などの重要な土偶作品約二百二十点(国宝三点、重要文化財二十一点含む)を網羅し、縄文支化の謎に迫る。
なお関連行事として、十一日午後一時半から、小林達雄・国学院大学名誉教授を招いて土偶フォーラムを開催する。十二月五日午後一時半からは、小林・国学院大学名誉教授を交えて、土偶をテーマにしたギャラリートークを開く。いずれも事前申込不要。当日館内で整理券を配布する。
開館時間は午前十時から午後五時まで。月曜休館。入館料は大人千円、高校・大学生八百円、小中学生三百円。
問い合わせは同館(TEL0748―82―3411)へ。







