長浜市 発祥の地、全国PRで集客
来年二〇一四年のNHK大河は、秀吉の軍師、黒田官兵衛(注)を描いた「軍師官兵衛」。黒田氏は伊香郡黒田村(長浜市木之本町黒田)が発祥の地とされる。戦国大河の聖地を歩きながら、集客に向けた長浜市の取り組みを聞いた。
市内に廟所や古戦場など史跡点在
観光パンフ、イベント館で紹介
黒田氏の祖は、近江国伊香郡黒田村の荘園領主で黒田判官と呼ばれた。JR木ノ本駅から徒歩十五分の邸宅跡(長浜市木之本町黒田)には、黒田判官を祭る黒田廟所や先祖の地を顕彰する石碑がある。
ゆかりの地はこのほか、羽柴秀吉が柴田勝家との信長後継者争いで勝利し、天下人への足掛かりとなった賤ヶ岳古戦場(長浜市木之本町大音)がある。官兵衛は勝家方の勇将、佐久間盛政の猛攻に遭うも、奮闘し守り抜いた。
長浜市から少し足を伸ばせば、天下分け目の関ヶ原古戦場(岐阜県関ヶ原町)。官兵衛の息子・長政が、東軍の主力として参戦する一方で、隠居の官兵衛も東軍として居城の豊前中津城(大分県)を拠点に次々と西軍方の城を落とした。
長浜市は、このように点在する史跡をPRし、大河ドラマをきっかけに観光客を呼び込もうと、のぼり旗を市内観光施設に掲げ、観光パンフレット=写真=を県内外で配布している。
また、戦国大河ふるさと博の閉幕に伴って昨年十二月閉館予定だった「きのもと館」(同市木之本町木之本)については、官兵衛関連資料の追加展示を行い、今年三月末まで期間延長している。
同市観光振興課は「まだイベントは具体化していないが、まずは全国へPRしていきたい」と、今後の盛り上がりを期待している。
黒田官兵衛(一五四六年~一六〇四年)秀吉の軍師として、山崎の戦い、賤ヶ岳の戦い、九州攻め、小田原攻めなど幾多の戦いで天下統一に貢献したが、その後は優れた軍才を疎まれた。関ヶ原の戦いでは東軍につき、九州で挙兵して四方を攻め取った。晩年は表舞台から遠ざかり、風流を愛し京に没した。







