とくに卸売、サービスで
◇大津
大津商工会議所は、「景況感はさらに悪化」(調査時点・昨年十一月十五日)とする、昨年十月~十二月期の大津企業景況調査結果を発表した。
この調査は、同商工会議所会員の中小企業百事業所を対象に、昨年十月~十二月実施した。調査結果を示す指数としてDI指数(景気動向指数)を採用している。DI指数は実数値などの上昇率を示すものでなく、強気、弱気などの経営者マインドの相対的な広がりを意味する。
景況は、全体では業況判断DI(前年同期比)が一年六か月間マイナス三十―三十五で停滞していたが、今四半期はマイナス四十になるなどさらに悪化している。
とくに卸売業では大幅悪化が続く。またサービス業も、日中関係の悪化に伴う観光客減少の影響を受け、今四半期の悪化幅が大きい。先行きは、業況判断DIがマイナス三十二に改善するも、業種によって見通しがまだら模様になっている。
今四半期に悪化した卸売業、サービス業は改善を見込んでいるが、建設業、小売業はやや悪化すると見込んでいる。製造業は横ばいを見込んでいる。なお、本調査時点からして、円高がやや修正している足元の状況等は反映していないとみられる。なお、各項目の景況判断は次の通り。
「前年同期比でみた業況判断DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、一年六か月間にわたってマイナス三十―マイナス三十五で停滞していたが、今四半期になって六ポイント悪化してマイナス四十となるなどさらに悪化した。
とくに卸売業ではマイナス六十以下の大幅悪化が続いており、サービス業も日中関係の悪化に伴う観光客減少の影響などで、今四半期十三ポイント悪化してマイナス三十九となった。
「前年同期比でみた売上DI(全体)」(「増加」―「減少」)は、前四半期のマイナス三十三から今四半期マイナス四十五と大幅に悪化した。
業種別にみると、卸売業が前四半期の大幅悪化からやや改善した以外、全ての業種で大幅に悪化した。
「前年同期比でみた採算(経常利益)DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前四半期マイナス三十四から今四半期マイナス四十七で悪化した。業種別にみると、製造業が好転し、卸売業がやや改善したが、その他の業種では大幅に悪化した。
「三か月前比でみた資金繰りDI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前四半期のマイナス十三から今四半期マイナス十五となり、やや悪化した。業種別にみると、建設業、製造業およびサービス業で改善する一方、卸小売業で悪化した。
「前年同期比でみた従業員DI(全体)」(「不足」―「過剰」)は、前四半期のマイナス二が今期プラス四となって、また人員不足になった。業種別にみると、製造業が人員過剰、卸売業が適正人員、その他の業種は人員不足になっている。






