滋賀掃除に学ぶ会から教わる
◇日野
卒業式を間近に控えた日野町立必佐小学校の六年生五十三人が五日、しが学校支援センターによる連携授業として、滋賀掃除に学ぶ会のメンバー約二十人から“トイレ掃除”の仕方を教わった。
平成八年に発足した滋賀掃除に学ぶ会は、掃除を通して心また社会の荒み(すさみ)をなくすことを目指している。毎月第一日曜日早朝を原則に公共施設などを掃除しているほか、同会メンバーが学校を訪問し、掃除の意q掃除道具の効率的な使い方を伝えた上で、子どもたちと一緒にトイレ掃除を実践している。
同会の後藤敬一代表(滋賀ダイハツ販売株式会社社長)は、「六年間お世話になったトイレへの恩返しだけでなく、在校生に気持ちのいいトイレを提供する目的もある。下級生のためにしてあげることで下級生が幸せになり、そして下級生が喜ぶことが自分たちの喜びへと変わるよう、力を結集してやりましょう」と呼び掛けた。
六年生と同会メンバーは五班に分かれ、校舎内五カ所の男女トイレを約一時間半かけて掃除。便器の中のこびり着いた汚れを目の当たりにし、「汚い恐怖症になりそうや」と顔を歪めていた児童たちも、時間が経つにつれ手を突っ込んで汚れと格闘するようになった。
野田昂陽君は「想像以上に悲惨な汚れで大変やったけど、落ちていくと気持ち良かった。下級生にはきれいに使い続けてほしい」と笑顔を見せ、巻本紗奈さんも「便器の中に手を入れるのは嫌やったけど、きれいになったらうれしくなった。家のトイレ掃除もやってみようと思う」とすがすがしい表情で語った。
児童とともに汗を流した同会メンバーの森永美紀子さん(滋賀ダイハツ販売社員)は「勇気を出して取り組む過程で、(児童の)曇っていた表情、さらに意識の変化が見られた。トイレ掃除の指導というよりは、一緒に学ばせてもらっている感覚で、次からトイレをきれいに使おうと思ってもらえれば」と、ピカピカになった心のさらなる成長に期待を寄せた。








