2040年人口推計
◇全県
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、二〇四〇年に全都道府県で六五歳以上の高齢者の人口の割合が三割を超す、という推計を発表した。滋賀県の高齢化率も二〇一〇年比で一・五八倍の三二・八%へ進展し、介護サービスの一層の充実が求められる。
県南部の草津・守山・栗東の3市
人口増え続けるが、高齢化急速
この調査は、二〇一〇年の国勢調査をもとに、同年から二〇四〇年までの三十年間について、男女別に五歳階級別に推計したもの。
それによると人口増加県である滋賀県でも、二〇二五年から減少に転じ、二〇一〇年と比べて三十年後には七・二%減の百三十万九千三百人に減少する。
県内の市町をみると、減少するのは大津市など十六市町。うち減少率では〇~一割減少が四市町、一~二割は七市町、二~三割は三市町、三割以上が二町。最も減少するのは甲良町で、三八・四%減の四千六百二十二人。次いで三二・四%減の多賀町、二六・二%減の高島市が続く。
県南部地域の草津、守山、栗東の三市は増えつづけるが、高齢者の人口比率は二〇一〇年比で一・六五~一・七九倍と急速に進む。
高齢化率が最も高いのは多賀町の四一・二%で、次いで高島市の四〇・六%。市町別にみると、二割~三割が草津市など四市町、三割~四割が十三市町、四割以上が二市町だった。また、最も急速に進むのは湖南市で、二〇一〇年比二・〇五倍を見込んでいる。
これを受け、湖南市高齢福祉課は「急速な高齢化は、昭和四十年代に新興住宅が増え、団塊の世代を中心に人口が急増したのが背景にある。施設における介護保険サービスは将来的に限界。このため今後は、家にいながら医療を受けられる取り組みを推進するとともに、家族や地域で支え合う社会を啓発しなければならない」としている。







