憲法、TPP、村山談話など
◇大津
七月四日公示の参院選滋賀選挙区(改選数一)候補者の公開討論会(日本青年会議所滋賀ブロックの主催)が二十六日、大津市内で開かれ、百六十人が参加した。討論では民主現職の徳永久志氏(50)と自民新人の二之湯武史氏(36)、共産新人の坪田五久男氏(54)、幸福実現新人の荒川雅司氏(38)が、各テーマについて持論を展開した。
憲法改正については、二之湯氏は「憲法のどこをみても歴史、伝統感が感じられない。天皇を元首と明記する。また、九条の戦争放棄を変更するのでなく、自衛隊を国防に特化した戦力と明記すべき」と指摘。荒川氏は「国防軍の創設が必要」と賛成した。
徳永氏は「変化に応じて補う点、補正する点はありうる」としながらも、国会における憲法改正の発議要件を規定した九六条については「国家権力の暴走から国民の自由・権利守るため、改正には丁寧な議論が必要」と慎重な意見を述べた。
坪田氏は「改憲勢力がねらっている最大の本丸は九条」と反対した。
続く自由討論では坪田氏が他の候補者にTPPの是非について質問。賛成の二之湯氏は「交渉に参加するのであって、(TPP)参加の表明でない。(米、麦など五品目)聖域なき関税撤廃ではない、と言質をとっての交渉参加だ。交渉の過程においてどういう議論が出るか、想定していない状況が出る。交渉は参加を前提にしたものでない」と説明した。
徳永氏も賛成としながらも「(農林水産物の除外などが)ないがしろにされるようだと、脱退も辞さない」と厳しい姿勢。荒川は「攻めの農業」を目指すとして賛成した。
荒川氏は戦前の侵略と植民地支配を認めた「村山談話」への意見を質問。「踏襲すべき」とする坪田氏は「日本が国際政治で参加するには最低限のこと」とし、徳永氏も「反省すべき点は反省する」と語った。
これに対して二之湯は「私自身の政治心情では踏襲すべきでない」とした。ただし、首相の立場では外交問題化を避けるべきとして、「日中韓の政治家の間で信頼関係が必要。立場において政治信条そのものを述べていいものではない」とも述べた。







