民 主・徳 永 火つかぬ連合に危機感
自 民・二之湯 試される衆院議員の力量
共 産・坪 田 上潮ムード、滋賀にも
幸 福・荒 川 リニア「京滋」経由掲げ
◇全県
参院選がきょう四日公示(二十一日投開票)される。滋賀選挙区(改定数一)で立候補を予定しているのは、民主現職の徳永久志(50)、自民新人の二之湯武史(36)、共産新人の坪田五久男(54)、幸福実現新人の荒川雅司(38)の四氏。夏の決戦をどう戦うのか、各陣営の動向を追った。【高山周治】
「もっと人を集めないといかん」。公示を控えた週末、野洲市内で開かれた民主現職・徳永氏の三区総支部(湖南地域)決起大会。選対本部長である三日月大造・県連代表は、空席の目立つ会場を厳しい表情で眺めていた。
昨年十二月の衆院選大敗まで、県選出の衆参議員は全て民主が占め「民主王国」といわれた。近年の躍進を支えたのは県内労組でつくる連合滋賀だった。
選挙では民主と合同選対を組み、組合員は集会の動員に応じるほか、電話作戦やハガキ郵送などで協力してきた。しかし逆風の今回、組合員の中でも「なぜ今、民主なのか」と、戸惑う声が出る。
出原逸三県連幹事長は、連合へ運動量増強を要請したとし、「新しい支持者を得るハガキ郵送などノルマを達成しつつあり、運動量は確実に広がっている」と話し、三日月代表は「選挙に奇策はない。地道に訴えるしかない」と歯を食いしばる。
一方の議席奪還を狙う自民新人の二之湯氏は、県内四支部の支部長を兼ねる県選出衆院議員四人が先頭に立ち、支部ごとに戦いを展開。しかし古参の大津市議は「従来のように県連中心でないと動きが鈍る」とし、某県議も「支部同士の連携が不十分」との見方も。
こんな危惧を吹き飛ばすのは去年の衆院選で初当選した第一選挙区支部(大津、高島)の支部長、大岡敏孝衆院議員。「今回の参院選では、昨年の総選挙以上の得票を取る」と豪語し、「石破幹事長から、昨年の総選挙と比べて今回の得票がどれだけ伸びたかをみて、評価すると発破(はっぱ)をかけられている。滋賀選挙区では維新が出ないので、事実上、自民と民主の力比べだ」と闘志を燃やす。
党本部からは、古屋圭司国家公安委員長が五日、安倍晋三首相が六日、谷垣禎一法務相が十八日に続々と入る。
共産新人の坪田陣営は、都議選の議席倍増を上げ潮ムードとみて、「県内得票目標十万四千票をなんとしても実現する」と勢いづく。
川内卓事務局長は「都議会オール与党化の中で、共産だけが野党的立場をとっていたことが自共対決を鮮明にした。参院選滋賀もTPPをみても、反対は共産だけ」と、「自共対決」を強調する。
市田忠義書記局長が十七日、穀田恵二国対委員長が十九日に大津市に入る。
幸福実現新人の荒川氏は街宣を中心に戦う。党公約で増税中止などを掲げるほか、県版公約で京都―滋賀ラインでリニア新幹線早期導入もアピールする。







