民主現職・徳永さん無念
◇全県
参院選は二十一日に投票、開票された。滋賀選挙区(改選定数一)では、アベノミクスを前面に出した自民新人の二之湯武史さん(36)が三十万五千八百七十二票を獲得して圧勝し、議席奪還を果たした。民主現職の徳永久志さん(50)は円安による物価上昇など、アベノミクスの暮らしへの「副作用」を批判したが、最後まで巻き返せず、十六万七千三百九十九票にとどまった。共産新人の坪田五久男さん(54)は「自共対立」を掲げて、非自民の立場を明確にしたことにより、八万六千五百八十七票と、党勢をやや回復した。幸福新人の荒川雅司さん(38)は一万二千七百三十一票で、最後まで苦しかった。投票率は五二・九六%(前回六〇・八二%)と低調だった。
自民新人・二之湯さんの大津市内の選挙事務所では午後八時頃、テレビニュースで当選確実が報じられると、詰め掛けた支援者から大きな拍手が沸き起こった。
しばらくして姿を見せた二之湯さんは歓声に包まれ、「十二年ぶり、長年滋賀県の悲願だった参院の議席を勝ち取ることができたのは、皆さんの力のおかげ」と紅潮した表情で感謝の言葉を述べ、「ようやくねじれを解消でき、謙虚になるのも、ごう慢にならないのも当然だが、やはり(政治を)前へ進めていかないと来年、再来年の未来さえ見えない。政治は結果だ。前へ進める力を衆参両院で過半数もらった。我々はこれから結果を問われる責任を胸にもって、前へ進める一端を微力ながら担わせてもらいたい」と、表情を引き締めた。
一方の民主現職の徳永さんは、近江八幡市の事務所に現れ、「当初から厳しい戦いと認識していた。敗因は、六年間の活動量が不足していたことに尽きる。やり残した仕事があるだけに残念だ」と深々と頭を下げた。







