「失われた人命、教訓に」土砂崩れの栗東などへ
◇栗東
嘉田由紀子知事は十七日、台風18号の影響で栗東、高島の両市で河川の堤防決壊、土砂崩れが発生したのを受けて、被災地を視察した。
栗東市では市役所で野村昌弘市長と意見交換した後、同市下戸山地区の無職佐藤由紀子さん(71)が自宅の裏山が崩れて亡くなった現場へ向かった。木造二階建ての家屋は、崩落してきた土砂に押しつぶされ、建材が散乱していた。付近には、ほかにも住宅があり、県は今後調査を経て、抜本的な土砂災害対策を行う。
現場を訪れた嘉田知事は献花したあと、県・市の職員から説明を受け、「想定外といえば想定外だが、(行政の災害対策で)自然の猛威に想定外はない。失われた人命を教訓にして、二度と起こらないよう確実に避難体制を市と協力してつくっていきたい」と、述べた。
あわせて住民の自助についても「県下の急傾斜の土砂災害の警戒区域は四千九百か所あるので、身のまわりを調べ、自分の所が危なくないか知ってもらいたい」と、災害への備えを訴えた。






