絶滅危惧種「スイゲンゼニタナゴ」展示
◇草津
県立琵琶湖博物館(草津市)は二十日まで、絶滅危惧種の「スイゲンゼニタナゴ」水族トピック展示を開催している。
同タナゴは広島・岡山・兵庫の三県に分布する全長四~五センチのコイ科タナゴ亜科の魚。水路や河川に生息しているが、生息環境の悪化に伴い、各地域ともに生息数が減少。
平成十九年に発表された環境省の「日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」(レッドリスト)では、最も絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IA類」にランクされている。また、十四年には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称=種の保存法)の対象種となり、許可のない捕獲や移動が法律で禁止されている。なお現在、種の保存法の対象となっている淡水魚は、ミヤコタナゴ、イタセンパラ、アユモドキ、そしてスイゲンゼニタナゴの四種だけである。
同博物館では六年からスイゲンゼニタナゴの繁殖を行っており、今年は五月に人工授精で百二十尾の個体を得た。今回は全長二センチほどに成長した三十尾を展示している。







