農水産業の6次産業化目指す
◇草津・守山
立命館大学BKC(草津市)は今月から、立命館生協とJA草津市(同市)、JAおうみ冨士(守山市)と連携して、食育実践活動を本格的に始めた。
野菜摂取が不足になりがちな学生に、県産野菜への理解を深めてもらうとともに、消費を促進し、さらに農水産業の六次産業化(総合産業化)により持続可能で質の高い食料生産モデルを構築するのが目的。
食料に関する研究は従来、農学や経済学などの個別分野ごとに行われてきたが、自然科学と人文社会科学の枠を超えた、食文化・食育などを含めた総合的な学術研究はなかった。
このため、同大学のR―GIRO立命館グローバル・イノベーション研究機構が、国の補助を受けて研究を進める。平成二十七年度までに食農研究センターを設立し、農家と小中学校、住民、企業、行政、研究機関との連携を進め、「将来的には食料研究・教育拠点となる新学部を設立したい」と、松原豊彦・経済学部長が展望を語った。
当面の具体的な取り組みは、学生が農業体験で地元野菜への理解を深めるとともに、地元食材を使った学食の提供や、生産者を講師に迎えたワークショップやシンポジウム、野菜の購入・摂取量の調査を実施する。
JA草津市の古川繁雄・農業経済部交流センター所長は「四年間の学生生活でしっかり県産野菜を食べて、卒業後はそれぞれの地元でPRしてほしい」と認知度アップを期待し、JAおうみ冨士ファーマーズ・マーケットおうみんちの川端均部長は「実践の場を提供することで、食育の大切さを伝えたい」と、抱負を語った。







