11月16日から
◇湖南
湖南市の名刹を訪ねる湖南三山めぐりキャンペーンが十一月十六日から十二月一日まで実施される。同市観光協会は「紅葉に染まる国宝建造物が人気で、順調に観光客が毎年増えている」としている。
旧甲西・石部の二町が合併した翌年平成十七年から始まった同キャンペーンは、奈良時代の創建で、国宝の建造物や重要文化財の仏像を有する常楽寺(湖南市西寺六)、長寿寺(同市東寺)、善水寺(同市岩根)への秋の誘客を図ることで、地域の活性化やJR草津線の利用客を増やそうと企画されたもので、観光客(三寺の延べ人数)は初年度平成十七年度約二万五千六百人から昨年度約三万三千二百人へと増えた。
湖南三山のひとつ、常楽寺は本堂と三重塔が国宝に指定されている。重要文化財に、重厚感あふれる二十八部衆立像がある。奈良時代の和銅年間(七〇八年~七一五年)元明天皇の勅命で、良弁僧正が開基した阿星寺五千坊の中心寺院とされ、紫香楽宮(七四二年~七四五年)の鬼門鎮護として栄えた。
また、長寿寺の国宝は本堂で、重要文化財は阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像。丈六阿弥陀如来坐像など。天平年間(七二九~七四九)に良弁僧正が建立した勅願寺で、聖武天皇が世継祈願したところ皇女(後の孝謙天皇)に恵まれた。このため、皇女の長寿を祈って子安地蔵菩薩と行基菩薩を刻ませて本尊とし、これに因んで寺号を「長寿寺」としたとされる。
一方、善水寺の国宝は本堂、薬師如来坐像、四天王などが重要文化財。同寺は和銅年間(七〇八年~七一五年)、元明天皇勅命により鎮護国家の道場として創建され、当初は和銅寺としていたが、平安京に遷都した桓武天皇の発病を受けて寺の霊水を献上したところ、同天皇の健康が回復。このため「善水寺」の寺号を賜ったとされる。
入山料は各寺五百円。
なお、期間中は、「湖南三山御利益めぐり」朱印帳プレゼントや東海道ウォークのスタンプラリー「みちくさコンパス」(十一月二十三日・二十四日)、あげあげサミットVS湖南市B級グルメ大会(十一月二十三日・二十四日、十二坊温泉ゆらら)が実施される。
問い合わせは湖南市観光協会(TEL0748―71―2157)へ。









