治田西小学校で講演
◇栗東
食育活動「弁当の日」の提唱者、竹下和男さん(64)の講演が栗東市立治田西小学校であり、四年生~六年生の児童三百五十五人と保護者が熱心に聞いた。
香川県の小中学校で校長を務めていた竹下さんは、「感謝の心」を育むため、子どもが弁当づくりに関わる「弁当の日」を実践、その取り組みは全国に広がっている。
治田西小でも、六年生が昨年から週一回、自分の弁当づくりにチャレンジしている。
講演でははじめに、末期がんの母親に身の回りのことや簡単な家事、料理を教えられた五歳の娘が、母の死後、父の感謝に喜びを感じながら、料理をこなす日常を記録したスライドショーが映された。
この後、竹下さんは、受験勉強や習い事に偏りがちな昨今の家庭教育の風潮に、「本来の教育はくらしの中にある。人の喜びを自分の喜びに感じられる豊かな感情は、青少年期に育まれる。しかし、勝ち組になることばかりで生きていると、人の不幸が自分の幸せになってしまう」と警鐘を鳴らした。「親になって、子どもに料理がおいしいと言ってもらった時、それが自分の喜びとして感じられるよう、今のうちに料理の楽しさを知ってほしい」と、児童にエールを送って最後を締めくくった。







