退職後の男性たち、整備に汗流す
湖南市の菩提寺学区まちづくり協議会(山口道夫会長)は、荒れ果てた竹林を整備し、住民憩いの場に活用する「地域活性化推進事業B・B(バン・ブー)作戦」に取り組んでいる。中心メンバーは、定年退職した六十歳代~七十歳代の男性たち。今春には地域住民を招待できる見込みで、「区民の健康増進や交流の場として活用したい」と張り切っている。
「基地みたい!」児童ら大はしゃぎ
「まるで基地みたい!」。昨年五月、バンブーハウスの竣工披露会。招かれた菩提寺小学校の児童二百人は、東南アジアにあるような高床式ハウスに大はしゃぎだった。
同作戦は、地域で共有する竹林三千平方メートルを手入れし、全長五百メートルの遊歩道のほか、バンブーハウスやふれあい農園、竹細工工房などを整備するもの。
同事業のメインとなるバンブーハウスは、県立大学環境建築デザイン学科の陶器浩一教授の助言をもらい、さらに同大学の学生の協力を得て、昨年四月下旬に完成した。
竹林に生えている竹十九本を柱に利用して、釘を一切使わずロープだけで固定した。間口約一・五メートル、最大幅約四メートル、奥行き約十メートルで、大人三十人が入れる強度で設計されている。
この事業は平成二十三年度から始まり、翌年から市の助成を受けて弾みがついた。活動は月一回、常時平均十五人が参加する。チェーンソーといった不慣れな電動工具はなるべく使わず、のこぎりなど専ら人力に頼った工具で汗を流す。このため進み具合はマイペースで、「ぼちぼち楽しみたい」と自然体だ。
竹林環境を上手に生かしたふれあいファームでは、たけのことしいたけを栽培。地域のイベントにあわせた即売会で、あっという間に完売した。この盛況ぶりにメンバーは「今年はどれだけ収穫できるのか楽しみ」と、竹林の清みきった空気を胸いっぱい吸いこんで、少年のように目を輝かせた。









