日本人の心掴んだ欧州の文物紹介
◇甲賀
ミホ・ミュージアム(甲賀市信楽町田代桃谷)は六月八日まで、春季特別展「江戸の異国万華鏡―更紗(さらさ)・びいどろ・阿蘭陀(オランダ)」を開催している。
鎖国下の江戸時代、長崎を窓口にして、我が国には想像以上に豊富な品々が海を越えてもたらされた。なかでも、西洋との主要な架け橋となったオランダ船に舶載された新奇で美しい工芸品は、当時の日本人の心を強く掴んだ。
同展では、江戸時代の様々な舶来品のうち、主にオランダ東インド会社によって輸入されたインド更紗、「びいどろ」と呼ばれたガラス器、陶器など工芸品を紹介し、それらが国内でどのように珍重され、使われたのか焦点を当て、さらに昇華させて自らの文化に取り入れた日本人の美意識に迫る。
なお、関連行事として講演会が開かれる。内容は、▽十七日午後二時「インド更紗の技法」吉岡幸雄氏(染司よしおか当主)▽十八日午後二時「茶の湯の中の異国趣味」熊倉功夫氏(静岡文化芸術大学学長)。
一般千百円、高・大生八百円、小・中生三百円。問い合わせは同館(TEL0748―82―3411)へ。







