民主、共産は候補擁立断念へ
◇栗東
任期満了に伴う栗東市長選(十一月二日告示、同九日投開票)は今のところ、現職の野村昌弘氏(48)のほか立候補の表明はなく、無風の可能性が高まってきた。 (高山周治)
同市の前回の市長選は、新幹線新駅の建設中止後の市政運営を巡って、前市議(当時)で自民推薦の野村氏と、民主推薦の前副市長、共産推薦の前市議の三新人が争った。しかし、今回は、民主、共産で人選が難航している。
これについて、対応を検討している同市議会の民主系会派「栗東市民ネット」(四人)の代表である中村昌司市議は、「出馬表明は遅くとも、告示日から逆算して二か月前~一か月半前にはすべきだが、現状ではスケジュール的に大変厳しい。仮に栗東市選出の民主県議、九里学氏が出たとしても、来春の県議選の後継候補はいない。むしろ現実的な対応をとるならば、三日月氏の知事選出馬に伴い空席となっている第三選挙区支部長の後継を決めて、万全の態勢で来春の県議選、市議選を戦うことだろう。いずれにせよ、十四日の第三選挙区支部の幹事会で正式に結論を出したい」としている。
また、民主県議で、動向が取りざたされた九里氏(51)は、「出馬するとか、しないは明言できない」としたうえで、「前回の選挙のようにはっきりした争点がない。それに現在の野村市政は敵をつくらないフワッとした運営で、とくに失点はない」と慎重な姿勢だ。
一方、独自候補を前回擁立した共産湖南地区委員会も、「市長選候補にふさわしい新人はまだ見つからない」(元市議の馬場美代子常任委員)とし、擁立断念の可能性が極めて高い。







