国の重要文化財に答申
◇大津
大津市園城寺町の三尾神社本殿が、国の重要文化財に指定するよう、国の文化審議会から文部科学大臣へ答申された。同神社本殿が重要文化財に指定されると、県内の建造物の重要文化財は百八十三件、二百四十一棟(国宝二十二件、二十三棟含む)となる。
三尾神社本殿は、応永三十三年(一四二六)、園城寺(三井寺)鎮守社として境内に建立されたが、明治時代の神仏分離により同十年、現在地に移築された。
建築様式は、屋根が前に曲線的に長く伸びた三間社流造形式。繊細で優美な意匠に凝ることなく、簡素ながらも中世建築の特徴をよく表し、さらに使われている木材は良質で太く、全体的に均整のとれた雄大な造りでまとまっている。
園城寺の南・中・北院の三院のうち、北院の鎮守社である新羅善神堂(室町時代中期建立)に対し、南院の鎮守社の遺構として同じく室町時代中期に建立された三尾神社本殿は、建築的な質も高く、歴史的にも貴重な本殿といえる。







