小田急の電子看板に採用
◇大津
日本電気硝子(株)(本社=大津市、有岡雅行社長)が開発した薄型ガラスと樹脂を積層した新素材の〈Lamion@〉が、小田急電鉄のデジタルサイネージ用(電子看板)の保護パネル(写真)として初めて採用された。
〈Lamion@〉のようなガラスと樹脂の複合材料が、こうした分野に採用された事例はこれまでになく、新たな需要が期待されている。
デジタルサイネージは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクターなどによって映像や情報を表示する広告媒体(電子看板)のこと。これには液晶ディスプレイなどを表示装置として屋外や公共空間で広く使用されているが、外部からの衝撃に対する安全性や画面の視認性向上のため、一般的に画面外側に透明の保護パネルが装着されている。
通常、保護パネルには、強化ガラスや樹脂(アクリルやポリカーボネートなど)が使用されいるが、ガラスは重量があるうえ、割れた際にガラス片が飛散するなど安全面でリスクがあり、樹脂には傷に弱く汚れが取りにくいという欠点があった。
日電硝子では、〈Lamion@〉のメリットとして▽重量が軽いため、支持金具を簡素化できるうえ、設置作業の労力を軽減する▽衝撃に強く、安全性が高い(ハンマーで叩いても破片が飛散しない)▽傷が付きにくい▽静電気が生じないため、埃(ほこり)がつかない▽液体や気体を通さず、耐候性が優れている▽画面の視認性が向上する―などを挙げている。
このため、小田急小田原線の新宿駅、下北沢駅、経堂駅、成城学園前駅、新百合ヶ丘駅、相模大野駅、海老名駅、小田原駅の全八駅のデジタルサイネージに採用されたもの。







