市街地調整区域の規制緩和へ
―人口減少社会の中、守山市では、子育て世代を中心に毎年人口が増加し、昨年十二月末の人口も八万六百八十四人になっているが、人口増加傾向をどう受け止めているか。
宮本 宇野宗佑元総理大臣や歴代の市長ら先人の尽力により、当市が「住みやすいまち」になったという表れだと考えている。
―しかし人口が増えると、保育所の待機児童問題も出てくるが。
宮本 待機児童の数は、一昨年四月は六人だったのが、昨年四月は四十九人に急増している。
とくにゼロ~二歳の低年齢児が増加しており、ここに重点を置く必要がある。現在、浮気保育園の建て替えをしているが、さらに古高保育園を建て替えて民営化することや、低年齢児対象の小規模保育園、家庭的保育事業である保育施設を組み合わせて、待機児童ゼロを目指していく。
―マンションや個人住宅が相次いで建設されている市街化区域に対し、新しい家を建てようとしても規制がかかる市街化調整区域では人口が減少するなど、二極化傾向になっている点については。
宮本 調整区域では自治会単位で地区計画を検討して、市に提案してもらい、地区計画の範囲では原則、家が建てられるように規制緩和を進めているところだ。
―市の最大の課題は、家庭ごみなどを焼却する「市環境センター」の更新問題だが。
宮本 築三十年と老朽化した環境センターの更新は、苦渋の決断として、「現環境センター敷地」を新しい環境施設の建設候補地とすることを、昨年七月の臨時議会で表明し、同年九月の定例議会で決議いただいた。
今後、地元の理解が得られるようお願いをしていく。最先端の環境技術を導入し、環境負荷を最小限にするとともに、余熱などを活用した、付帯施設などにより地域の活性化に繋がるよう取り組みたい。
―高齢化の対応は。
宮本 高齢化率は一九・七%(昨年十一月末)と、まだ若いまちだが、高齢化は確実に進展している。取り組みのひとつとして、すこやかチャレンジ制度を始めている。
これは、自ら健康増進に取り組む人に、ポイントを貯めれば商品券を進呈するもの。
さらに高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる環境整備として、地域包括ケアの推進をはじめ、認知症の対策、高齢者の見守り・支援を進めていく。
市民の皆さんとともに「絆」を大切にしながら、一層「住みやすい」、「活力」のあるまちづくりに取り組んでいきたい。







