2月15日 授賞式とシンポ
◇草津
糸賀一雄記念賞と糸賀一雄記念しが未来賞の授賞式が二月十五日午後一時半から、ホテル・ボストンプラザ草津(草津市)で開催される。
両賞は、障害のある人の基本的人権の尊重を基本に、生涯を通じて障害福祉の向上に取り組んだ故糸賀一雄氏(一九一四~一九六八年)の心を受け継ぎ、障害のある人やその家族が安心して生活できる福祉社会の実現に寄与することを目的としたもの。
糸賀一雄記念賞は、障害福祉の分野で顕著な活躍をしている個人・団体を表彰し、同しが未来賞では取り組みが先進的で、今後の活躍が期待できる個人・団体に対して授与される。
今年の糸賀一雄記念賞は、一般財団法人全日本ろうあ連盟参与、安藤豊喜氏(77)=宮崎県=と龍谷大学短期大学部「知的障害者オープンカレッジふれあい大学課程」(京都府)。
安藤氏は、ろう者の運転免許獲得、手話通訳制度の確立、医師法・薬剤師法に残る聴覚障害者などの障害者に係る欠格事項撤廃運動に尽力し、ろう者の社会的地位の礎を築いた。
龍谷大学短期大学部の「知的障害者オープンカレッジふれあい大学課程」は平成十五年、正規の授業「障害者学習支援特講」として開講された。修了生には学長名の修了証が出され、自立の意欲を高めることにつながっている。
糸賀一雄記念しが未来賞では、障害者の就農を図る「+FARM(プラスファーム)」代表の荷宮将義氏(37)=野洲市=と、障害のある人の生涯学習、社会体験を図る「MMKサークル」(大津市)が表彰される。
荷宮氏は一昨年、障害者の就労支援の経験を生かし、農業に障害のある人の力をプラスすることで新たな展開を図る+FARMを設立。既存商品ではなく、農薬・化学肥料を使わず育てられた、農家こだわりの野菜を使った食品加工など、他分野の人たちと協働で商品開発を行っている。
MMKサークルは平成二十二年、知的障害のある男性七人を中心に月一回集まり、性や身体の学習、余暇活動などを行っている。支援者なしの一泊旅行や一人暮らしの実現のほか、近年は高齢者施設や託児所でのボランティアなど活動内容を広げている。
なお、当日は授賞式のあと、シンポジウム「ポスト糸賀生誕100年 糸賀思想の未来につながる“滋賀の縁”創造実践」が行われる。コメンテーターは辻哲夫氏(糸賀一雄記念財団理事長)、シンポジストは中西健氏(県保育協議会会長)、野々村光子氏(東近江圏域働き・暮らし応援センター“tekito―”)、荷宮将義氏(+FARM)、高木伸斉氏(MMKサークル代表)、コーディネーターは谷口郁美氏(県社会福祉協議会地域福祉部長)。
授賞式の参加申し込みは、県庁障害福祉課内授賞式事務局(TEL077―528―3542)へ。






