4月12日投票の県議選動向(5)
甲賀市選挙区は今のところ、定数三に対して自民現職二人と民主新人一人の計三人が立候補を正式表明するほか、維新の会が候補の擁立を模索しており、選挙戦の可能性もある。一方、湖南市選挙区で準備を進めるのは、自民現職一人と無所属新人一人の計二人のみで無投票の公算が大きい。敬称略。(高山周治)
【甲賀市(定数3)】
家森 茂樹 (63) 自5
富田 博明 (63) 自1
田中松太郎 (42) 民新・チ推
(順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、上の数字は年齢、下は期数)
甲賀市選挙区は前回、四候補が定数三議席を争う少数激戦となった。今回は現新三人のほか表立った動きはないが、これに維新の会の候補が加われば選挙戦に突入する。有権者数は昨年十二月二日現在で、七万三千百二十八人。
家森は「前回の県議選・日野町選挙区では告示直前に新人が名乗りを上げ、盤石とみられた現職を破ったので油断は禁物」と自戒する。無投票ムードで取り組みが遅れていたが、ここにきて維新の会が、家森の地盤に含まれる旧信楽町の市議を軸に候補擁立の動きを見せる。火のついた家森陣営は来月から各自治会の県政報告をスタートさせる。
富田の地盤である旧水口町は、市内の人口が集中するため、各候補が票を奪い合う草刈り場となってきた。この対策として、後援会の幹事を旧水口・土山町の各字に置き、きめ細かく支持を掘り起こす。また、同じ旧水口町を地盤とする民主県議・西川勝彦が引退するため、同氏の支持層の一部を狙う。
再挑戦の田中は、勇退する西川からバトンを受ける。支持拡大に向けては、旧水口町を重点に、交差点での辻立ち、スーパー前でのスポット演説などに努めて積極攻勢に出る。また、同市における嘉田由紀子・前知事の根強い人気を票に結びつけようと、推薦を受ける嘉田代表の政策集団「チームしが」を前面に出す。
このほか、維新の会・滋賀県総支部も新人擁立を検討している。最有力の同支部幹事長、谷永兼二・甲賀市議(54)=旧信楽町=は「昨年の衆院選の比例で我が党にも一定の票(甲賀市、九千四百二十四票)があったので、これをもとに検討している。今月末をめどに調整中だ」としている。
【湖南市(定数2)】
生田邦夫 (66) 自2
塚本茂樹 (50) 無新・民チ推
(順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、上の数字は年齢、下は期数)
湖南市選挙区は、定数二に対して立候補の表明は、現新二人のみで無投票の公算が大きい。有権者数は昨年十二月二日現在で四万二千六百八十四人。
生田は三期目への挑戦。所属する自民党・湖南支部では、総選挙の勢いに乗って、候補をもう一人追加すべきとの強硬論が上がっていたが、市内の支持層(六千~七千票)を手堅く一本化する方針に。三月中旬の決起集会では、地元・滋賀4区選出の武藤貴也・衆院議員を招き、国・県・市の連携をアピールする。
市議の塚本は、三日月大造知事の選挙母体となった政策集団「チームしが」の事務局長を務める。出馬決定は、引退する県議、谷康彦から後継指名を受けた一月下旬と出遅れたため、谷を後援会長に迎えて票固めを急ぐ。二十二日には谷が自身の後援会役員五十人を集め引退を正式表明し、塚本への支援を求めた。






