赤外線吸収フィルター開発
◇大津
日本電気硝子(株)(本社・大津市、有岡正行社長)はこのほど、ガラス素材自体に赤外線を高効率で吸収する特性を持たせた、世界最薄の赤外線吸収フィルター(写真)を開発し、サンプル提供を開始した。これによってスマートフォンなどのモバイル機器のさらなる薄型化に貢献できるとしている。
赤外線吸収フィルターは、可視光線域では非常に高い透過率を保ちながら、赤外線域においては高い吸収効率を持ち、分光感度を人の目の感度に近づけることができる。これをイメージセンサーの前に配置することで、撮影された映像や画像をより自然な色合いに近づけることが可能となり、デジタルカメラやスマートフォン、監視カメラなどに広く利用されている。
現在、スマートフォンでは、主に厚み○・二一ミリメートルの赤外線吸収フィルターが使用されているが、同社がこのほど開発したフィルターは厚みが従来の半分の○・一ミリメートルでありながら、同等の赤外線吸収特性を持つという。
同社では「これによってスマートフォンなどのモバイル機器のさらなる薄型化に貢献することができ、また、AR(反射防止)コートやIR(赤外線反射)コートを施すことも可能」と説明している。
なお製品寸法は、七十六ミリメートル×七十六ミリメートル(標準品)で、これ以外のサイズについても対応可能。量産販売は、夏ごろを予定。







