高島市
先行清水、追う石田と海東、それを必死で追撃する万木
◇高島
高島市選挙区(定数二)は、現職二人と新人二人が争う。「チームしが」の現職、清水が一万票を超える勢いで先行し、残る一議席を自民の石田と新人無所属の海東が八千票から九千票の攻防で競り合い、それに自民新人の万木が猛追。二日現在の有権者数は四万二千六百五十八人。(文中敬称略) 連載終わり【石川政実、高山周治】
【高島市(定数2)】
石田 祐介 (50)自現3
清水 鉄次 (57)チ現2
万木 豊 (50)自新
海東 英和 (55)無新
自民現職の石田は前回、異例の若さで自民党県連幹事長に抜てきされ、県議選で自民を復活させた。また、JR湖西線の防風柵設置など"強風対策"にも尽力。二十一日に地元・旧今津町で開いた決起集会には自民の大岡敏孝衆院議員と二之湯武史参院議員が駆けつけたが、両氏を国とのパイプ役に、県、市の連携に努める。そして、原発問題は、万一の事故に備え、緊急避難経路確保を県や国に強く求めていく構えだ。旧今津町やマキノ町を中心に、旧安曇川町にも攻勢。一万票目標に後援会(五千人)のエンジンが全開だ。
「チームしが」公認の現職、清水は、地元の旧高島町に加え、旧安曇川町など、全市的に後援会(一万人)を組織する。一昨年の台風18号で鴨川が決壊の時に旧高島町でボランティア活動に汗を流し、県に復旧支援を急がせた。保守票がベースだが、知事選で共闘した民主票にも期待し、一万一千票を目指す。政策的には、雇用創出、卒原発などを訴える。
旧高島町では、自治会ごとに二~三人のサポーターを張りめぐらす。さらに女性組織「たんぽぽの会」も十七日に結成。二十七日には安曇川町の藤樹の里文化芸術会館で決起集会を開く。
前市議の万木は、一昨年の台風18号で決壊した鴨川の復旧で、政権与党と連携できる自民県議の重要性を痛感し、転身を決意した。行動力と自民幹部とのパイプが身上。昨年十月、議会で東京へ出張した際、原田憲治防衛政務官との予定外の会見を、前日に電話一本で実現させ、市内の自衛隊基地の防音対策を求めたという。選挙戦でも「動」を重視。知名度を全市的に広げるため、事務所を地元の旧高島町でなく、旧安曇川町に置き、辻立ちなどに努める。国道161号など道路整備や、県営の拠点港整備、市の魅力発信を訴える。
元市長の海東は、ミニ集会で旧新旭町から支持拡大を図る。知名度が高い一方、六年間のブランクを心配する声も。これに対して「参画した内閣府公益認定等委員会で、行政職員の力を引き出すサーバントリーダーシップを学んだ。もう一回行政で役立ちたい」とアピールする。
また、原発再稼働については、東日本大震災で首都の混乱や被災地の惨状を目の当たりにし、「避難計画なくしてありえない」と慎重な姿勢だ。このほか、地殻変動の前兆とされる湖底の噴出物の監視、成長産業に向けた農業支援などを掲げる。






