在来3種 報告数の上位 多様な自然環境を反映
◇大津
大津市は、市内におけるカエルの生息状況を市民調査委員の協力を得て調べ、ニホンアオガエルなど在来三種が報告数の上位を占める結果をまとめた。
この調査は昨年六月一日~八月三十一日、市民百四人が調査票に沿って、それぞれの地域で見つけたカエルを報告したもの。延べ九百二十件の報告があり、カエルの総個体数は八千七十八個体だった。
対象は、過去に同市で報告のあった十五種とし、このうちナガレヒキガエルを除いた十四種が報告された。最も多かったのはニホンアマガエル(構成比率二八%)で、次いでトノサマガエル(同二〇・三%)、モリアオガエル(同一五・三%)の順だった。
理由としては、「人目に付きやすい場所にいることが多い」「卵や幼生に特徴があり、かつ市民の関心が高い」などが考えられる。また、県で見られる大部分の種類が確認され、また田んぼ、清流、山地に依存して生息するカエルが多く見られることから、大津市の気候、環境が様々な種類を育むのに非常に適していることが分かった。
報告数上位の三種の生息状況をみると、ニホンアマガエルは山中や市街地を除いた、幅広い地域から報告があった。とくに田んぼで多く見つかった。トノサマガエルは、琵琶湖沿いの水田・水路からの報告が多い。モリアオガエルは、卵が特徴的なことから、広い地域から多くの報告があった。
分析にあたった京都水族館の関慎太郎副館長は「県内で見られるほとんどの種類が確認でき、個体数も環境もその多様度から安定していると考えられる。ただし、カエルは急な環境変化に敏感で弱く、両生類特有の病気のまん延、これまで見られなかった外来種が見つかっていることから、今後も継続して見守ることが大切」としている。









