高齢社会へ交通利便性を重視
◇野洲
野洲市立病院の建設計画を説明する市民集会がこのほど、同市主催で開かれた。この計画は、民間の野洲病院の経営難を受け、同市が平成三十一年度以降の開業を目指して、公立の総合病院をJR野洲駅南ロータリー横の市有地に建設するもの。
事業費約七十六億円は主に病院事業債で賄い、収支計画は十六年目から黒字に転換すると見込む。診療科目は、内科、小児科、整形外科、人工透析など十診療科で、ベッド数は百八十床。県立成人病センターなどの急性期医療と、かかりつけ医による自宅療養をつなぐ中軽度の症状に対応する。
集会で山仲善彰市長は、病院の立地について、「超高齢化社会」に向けて都市機能を集約するコンパクトシティの重要性を指摘し、「医療機関が駅前や人の集まる場所に立地する傾向にある。駅前ならば路線バスを増やせる」「滋賀医大から(病院の質を確保する)ドクターの派遣を受けやすい」と理解を求めた。
市民からは、「視覚障害者は自動車を運転できない。また高齢者社会になれば車を乗れない人が増えるので、路線バスの発着が集中する駅前はありがたい」、「市民の生命を守るのは行政の仕事なので、総合病院をぜひ確保してほしい」などの声が上がっていた。







