自治刻刻 自然災害ではなく人災とならないように
今年も台風や異常なまでの低気圧による災害が全国各地で発生しており、最大瞬間風速81・1メートルや946ヘクトパスカルといった馴染みのない数値までも目や耳にするほどです。そのために多くの尊い命や財産が失われております。改めまして被災された方々に衷心よりお見舞いお悔やみを申し上げます。一日も早い復旧を念じたく思います。
さて、以前にも最近の異常気象について所見を述べましたが、年々災害が発生するたびに新たなものを感じられるのは私一人ではないと思います。まず造語もその一つではないでしょうか。鉄筋コンクリート製の電柱が折れたり、あるいは床下からの強風により家が倒壊したり、あるいはニュース等で放映しております車両の転覆等、まさに“スーパー台風”という呼び名が容易に納得できる感がいたします。
さらには今月初めの北海道を中心として広くは東北地方までの“爆弾低気圧”が台風並、いやそれ以上の被害をもたらしたことは記憶に新しいところであります。ところで最近の造語的な言葉として、いわれて久しい“ゲリラ豪雨”“スーパー台風”“爆弾低気圧”等々はまだ新語かもしれません。他によく目や耳にする言葉が“突風”“竜巻”“土砂災害”“熱中症”であり、いずれも人命に関わる事象であります。では、何故最近このように多くできたのでしょうか。いずれはきっちりと学術的に分析され報告されると思いますが、専門家をはじめ、学者の先生方の間にも「“地球温暖化”による気候変動ではないのか」ともいわれております。
先日もある学者が述べておられますが、台風は水温の高い方へと進むそうであります。即ち、温暖化による水温上昇だそうであります。しかし、琵琶湖を擁する滋賀県は他地域とは違い被害が少ないのは、琵琶湖があるからであり、四方を囲む山々からの冷たい流入水が琵琶湖に入るからではないかとも。そしてそれも北極の氷が残っている間だけではないだろうかとも・・・。このお話はとっても私の心に強く刻み込まれております。逆にいいますと「滋賀県は琵琶湖のお陰で災害が少ない」と琵琶湖に感謝しますと同時に、世界規模での“ストップ・ザ地球温暖化”であります。原子力発電所が全炉停止になっても電力不足は生じませんでしたが、その裏には石炭、石油、天然ガスを燃料とし、排出ガス(CO2)量の比較的多い火力発電所の新規建設(17基)、旧火力発電所の再稼働(13基)があります。火力発電所からの排出ガスも地球温暖化の大きな原因の一つではないでしょうか。全国民が全人類が次世代に素晴らしい環境を残すことを不退転の決意で取り組まなければ取り返しのつかないことになるのでは。自然災害が人災とならないためにも。






