3陣営気勢
◇大津
来年一月の大津市長選(一月十日告示、十七日投開票)の告示まで一か月を切るなか、再選を目指して出馬表明している現職の越直美氏(40)、これに「待った」をかける前県議の蔦田恵子氏(54)、メディアプロデューサーの川本勇氏(56)の三陣営が事務所開きなどの集会を開き、気勢を上げた。【石川政実・高山周治】
川本氏「ワクワクするまちに」
越 氏「改革をさらに前へ」
蔦田氏「正しくやさしい改革を」
川本氏は十二日、選挙母体である「チャンネル大津」の設立記念フォーラムを、ピアザ淡海(大津市におの浜)で事実上の決起集会として開き、支援者約百三十人が駆けつけた。
この中で川本氏は「今の大津市政が四年間続くのはダメ。コミュニケーションが不足しており、市長と職員、市長と市民がつながっていない。もっとワクワクする大津をつくりたい」と訴えた。
また、「『この指止まれ選挙』をもっと広げ、しがらみのある政治はやめたい。(新しい政治の)扉を開けるのは今まで政治に興味のなかった人や若者」と、政党や組織に頼らない選挙戦を目指すとした。
この後、前教育長の富田眞氏らパネリストを招いて、文化や観光、産業、子育て、教育、福祉などの諸課題について理解を深めた。
現職の越氏の事務所(大津市蛍谷)開きは十三日、約二百人が参加して開催された。同氏を支援する民主党の川端達夫衆院議員、田島一成衆院議員、推薦している連合滋賀の中島徹副会長、嘉田由紀子前知事らがあいさつに立った。
越市長誕生の立役者でもある川端氏は「子や孫にツケを残さない改革をさらにがんばって」、嘉田氏は「昨年の三日月県政誕生の流れを大津市長選にもつなげたい」とエールを送った。
越氏は「安心して子育てが出来る環境づくりや高齢者が安心して暮らせる地域包括ケアシステムに取り組んできた。このために市民に痛みを伴う改革もおこなってきた。改革はまだ道半ばであり、改革をさらに前に進め、誰もが住み続けたいと思う大津をつくっていきたい」と熱弁をふるった。
蔦田氏の事務所開きは十三日、大津市西の庄で行われ、選挙母体であるオール大津代表の河本英典代表や自民党の二之湯武史参院議員(滋賀選挙区)、自民県連幹事長の佐野高典県議、自民系の市議や支援者ら約百四十人が集まった。
河本氏は「二期目の現職は強い。劣勢から追いつき追い越す。一月十日の告示に並んで、選挙戦で追い抜く」と、結集を求めた。
蔦田氏は「改革は必要だが、優しさ、正しさがなければいけない。やさしさとは、当事者の心に寄り添うやさしさ。正しさとは、なぜ改革が必要か、改革でどれだけの効果があるのか、市民に説明し、納得してもらう努力を最大限しないといけない。そうでないと市民と行政の間に深い溝ができる。これからの大津市の立て直しへ、正しく、やさしい改革を行う」と決意を語った。






