2月20日、草津で「市民の会しが」結成へ
◇全県
安全保障関連法に反対する県内の市民グループ有志や学生らはこのほど、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」設立準備会を大津市のコラボ21で開催した。これは市民の働きかけにより、夏の参院選とその後の国政選挙で滋賀での野党共闘を実現させ統一候補を擁立して自民党など与党を打ち破ろうとするもの。二月二十日には、草津市で「同市民の会しが」の結成集会が開かれる。(石川政実)
参院選向け野党共闘訴える
設立準備会には、昨年の安保法制反対運動に関わった母親グループの「くらしとせいじカフェ」、「『平和安全法制』(戦争法)に反対する滋賀大学有志の会」、若者団体「しーこぷ。」などの有志ら約七十人が参加した。
集会では、高谷順子さん(戦争と平和を考える市民の会)が「安倍政権は参院選で大勝すれば、憲法改正をすると言明している。憲法九条の改正はもちろんのこと、さらに緊急事態事項という法令を憲法に組み込んでいくのが本当の狙いとみられる。これは、ナチスが憲法に拘束されない無制限の立法である『全権委任法』を成立させて一挙にファシズムに突き進んだのと同じものだ。このような安倍政権をなんとしても阻止しなければならない」と参院選での野党共闘の大切さを訴えた。
ななつさん(くらしとせいじカフェ)は「私は三人の子供を育てている主婦。一昨年の知事選をきっかけに育児をしている母親らを中心にカフェが生まれた。晩ごはんを考えるように政治を考えている。3・11(東日本大震災)の後、くらしも政治もわたしたちのもので、市民の手で育てていくものであることに気づいた。誰かに政治をお任せしている間に、市民のための憲法が取り上げられてしまった。それを私たちの手に取り戻す時だ。このためには多様な意見のひとたちと手をつなぎ、堂々と小さい声をあげて行こう」と呼びかけた。
大学四回生の藤川結さん(しーこぷ。)は「『しーこぷ。』は滋賀から憲法と平和を守りたいという声を広げるために、昨年七月から活動を始めた若者が中心の団体。若いひとは政治に無関心だと言われてきたが、それがここまで広がったのは、政党などの動員によらず個人の集まりだったからだ。市民連合を立ち上げる時、どうしても党派性や個人の信条の違いが出てくるが、それを脇に置いて、今一度、現在の政治はおかしい、なにが大切なのかを確認して『市民の会』を結成していきたい」と党派や個人の主張の違いを乗り越える連帯を訴えた。
今後の取り組みについて、呼びかけ人の一人の県立大学の福井雅英特任教授は「野党共闘への課題は多いが、この準備会を機に安保法反対の声を結集していきたい。二月二十日午後二時から、草津市のアミカホールで『市民の会しが』結成集会を開くが、ぜひ多くの人に参加してほしい」と呼びかけていた。
問い合わせは、呼びかけ人の一人である檜山真理氏(TEL090―4036―4510)へ。







