草津市長選での常盤支部推薦問題
◇草津
先月二十一日に投開票された草津市長選は、現職の橋川渉氏が、新人の白井幸則氏を破り、三選した。市長選では自民党草津市連絡協議会(会長=奥村芳正県議、略称・市連協)がいずれの候補者も推薦しないことを決めていたにもかかわらず、白井陣営が自民党の「のぼり旗」を使用したり、選挙公報で「自民党常盤支部推薦」と表記したりしたことについて、市連協は「同党県連執行部らの対応に問題があった」と抗議文を出していたことがわかった。【石川政実】
抗議文によれば、昨年十二月二十三日に草津市連協が会合を開き、市長選に対して審議した。市連協としては、保守系市議団「草政会」が自主投票を決定したことも考慮し、同党常盤支部を通じて推薦依頼を出していた白井氏も含め、いずれの立候補予定者にも推薦を出さないことを決めた。
しかし、年明けになって白井陣営が自民党常盤支部と明記した同党の「のぼり旗」を立てているのが判明。
常盤支部以外の地域支部から「有権者から見た場合、一地域支部(常盤支部)が自民党ののぼり旗を立て活動する行為は、党の推薦候補者と認識されて混乱を招く」との批判が続出した。
このため奥村・市連協会長は常盤支部長の木村辰巳市議に確認したところ、木村氏は「白井氏と党県連事務局に出向き『常盤支部推薦』について相談したところ、清水克実・県連事務局長から『県連は一地域支部の行動には関与しない』などの返答があり、明確な(否定の)指摘がなかったと判断して自民党ののぼり旗を立てたと説明した。
この説明を受け、奥村・市連協会長は県連事務局長に抗議したところ、木村支部長に対する返答と変わらなかったという。
このため市連協は先月二十九日、「県連執行部の『一地域支部の行動に関与しない』という見解や判断は、市民に混乱を招き極めて遺憾だ。今回の件は、市連協の決定を軽視し、党の組織を形骸化するものだ。県内全域の自民党組織に影響がある」と県連執行部(上野賢一郎・会長、佐野高典・幹事長、富田博明・組織委員長、清水・事務局長の四人)に文書で抗議した。
さらに「常盤支部の一連の行動に対する見解は、会長、幹事長、第3選挙区支部長、市連協会長などの確認のもとでの、党県連執行部としての判断であるのか」と県連執行部の見解を求めた。
佐野・県連幹事長は「抗議文を手渡されるまで、このようなことがあったことを知らなかった。県連事務局がどのような説明をしたのかなど、事実関係をしっかりと確認してから対処していきたい」と話している。







