自治刻刻 ヤレヤレ、ドントヤレ
日野祭は、800年の歴史を誇る馬見岡綿向神社の祭。これに先立ち綿向山の山頂にある綿向神社の奥宮である大嵩神社の嶽祭が行われます。その社は20年に一度つくりかえられ、4月23日に式年遷宮が行われました。約1500年前から続けられています。朝から氏子さんらによって社の部材が運び上げられ組み立てられました。
そして、5月2日は宵宮。綺麗に飾られた16基の曳山を毎年すべて訪問します。夜の帳に提灯の灯りが映え町中に祭囃子が響き渡る。札の辻では何基もの曳山が合流し共演。「ヤレヤレ」のかけ声に囃子方も聴衆も熱狂。5月3日は本祭。祭の神事は早朝、上野田の五社神社から始まります。上野田の16歳から36歳までの若者で組織される神調社が日野祭りを取り仕切る。朝7時過ぎ、「太鼓!」の掛け声で神調社が隊列を組み、神子を警護し綿向神社へ、曳山も各町内から法被を着た人々に曳かれて綿向神社へ向かいます。三基の神輿は「ヤレヤレ、ドントヤレ」のかけ声とともにかつがれる。伝統行事がしっかりと続けられることは素晴らしいこと。祭りは民衆の力、住民の皆さんの心意気は熱い。こうした力が町の活気の源になっています。
「平成の合併」の「嵐」が日本中に吹き荒れたのは十数年前。当時、「合併しないとやっていけない。」と国や県から強い「圧力」がありましたが、町民の皆さんが「自分たちの町のことは自分たちで考え判断する」という自治の気概をもって行動し、日野町として歩みを続けられることはありがたいことです。今、「地方創生」が叫ばれ、独自性のある町、元気な町をつくり、活気のある「地方」をつくることが求められています。16基の曳山は、それぞれ形も囃子も特徴があります。曳山を動かすには囃子を奏でる人、綱をひく人、舵取りする人など一体となって進みます。囃子やかけ声が町衆の心をひとつにします。ふるさとに誇りと愛着をもって住み続けたい町をつくるために力を合わせたいと思います。






