中嶋氏「合併12年、逆戻りさせぬ」岩永氏「財政難で豪華庁舎は疑問」
十月九日告示、十六日投開票の甲賀市長選は、元衆院議員の岩永裕貴氏(42)が先月二十六日立候補を正式表明したのに対して、四期をめざす現職、中嶋武嗣氏(68)は、「後出しジャンケンでなく正々堂々と名乗りを上げて戦う」として、同日、市議会の保守系会派「清風クラブ」に立候補の意向を伝えて事実上の出馬宣言を行うなど、早くも選挙戦さながらの激しい火花を散らせている。【高山周治】
清風クラブへ立候補の意向を伝えた中嶋氏は、これに続いて先月二十九日、自民系の県議時代からの地盤である同市水口町であった自民党水口支部の総会に来賓として出席した。
この中で同氏は、「若い指導者が出た場合、(合併の総仕上げ中の市政運営の)コントロールがきかない」と、岩永氏の政治手腕を疑問視した。
また、自身の出馬について「(合併十二年の)時計の針を逆戻りにしてはならない」「政治生命に狂いがあってならない。最後の総仕上げをさせてほしい」と支援を求め、今後の課題として市総合計画、病院跡地の活用(桜の杜構想)などを掲げた。正式表明は六日開会の市議会で行う。
一方の岩永氏はおおさか維新の会を離党しており、幅広い層で支持拡大をめざす。出馬会見では、国政の経験を生かして税収増や教育環境の向上、農業対策などに取り組むとした。
現在の中嶋市政については「政治は結果責任。人口が毎年千人減少しており自治体として問題。TPPで揺れる農業でもほとんど対策をとれていない。財政難で苦しむなかで豪華庁舎を着工したのも疑問」と批判した。








