陶芸家バーナード・リーチの企画展
◇大津
東西文化を融合させた英国人陶芸家、バーナード・リーチを紹介する企画展「生誕百三十年 バーナード・リーチ展」(県立近代美術館などの主催)が九日から、県立近代美術館(大津市)で開かれる。
香港で生まれ、三歳まで日本で過ごし、十歳で母国英国へ戻るといった、幼少期からいくつかの異なる文化をもつ国や地域で過ごしてきたリーチは、やがて東洋と西洋の文化の融合―という理想へと発展していった。
ロンドンの美術学校では、小泉八雲の著作を愛読し、日本への関心を募らせ二十二歳で再来日。雑誌「白樺」の同人をはじめとする当時の芸術家や文化人たちの知遇を得る。
なかでも白樺派の中心メンバーであった柳宗悦(やなぎ・むねよし)に大きな影響を受け、柳らが提唱する「民藝運動」にも深く関わりつつ、やがて作陶を志した。
自作の理念を「東と西との結婚」と定めたリーチは、英国セント・アイヴスに自身の窯を築き、また日本各地の窯場でも盛んに創作を行い、その土地の材料や手法を生かした作品の制作に取り組んだ。
本展では、日本民藝館が所蔵するリーチの最初期から晩年までの陶磁器を中心に、エッチング、素描、木工の優品約二百点を展示する。
一般千円、高校生・大学生六百五十円、小学生・中学生四百五十円。
関連イベントは次の通り。(1)以外は事前申込みが必要。問い合わせは同館(TEL077―543―2111)へ。
(1)講演会「バーナード・リーチと柳宗悦 往復書簡からみる交流と芸術」=七月三十一日午後二時~同三時半。鈴木禎宏氏(お茶の水女子大学准教授)。百五十人。無料。
(2)ワークショップ「リーチ風 焼きもの(水差し)を作る」=九月四日午前十時~午後三時。二十人。二千五百円。
(3)たいけんびじゅつかん「やきものに絵付けをしよう」=八月二十日、二十一日の午後一時~同四時。六百円。小中学生と保護者対象に各日三十人。
(4)たいけんびじゅつかん「動物模様の羊毛うつわ」=九月二十五日午前十一時~午後四時。三百円。小中学生と保護者対象に各日三十人。
なお、滋賀報知新聞社は、同展の入場券を抽選でペア五組に進呈する。希望者はハガキに住所、氏名、電話番号、本紙への批評を記入し、〒520―0044大津市京町四丁目五―二三、滋賀報知新聞社大津本社、「バーナード・リーチ展」チケットプレゼント係へ。







