魚が聞いている音のライブ放送
◇草津
十四日にリニューアルオープンした県立琵琶湖博物館(草津市)では、立命館大学理工学部無線信号処理研究所の学生や久保博嗣教授との共同研究により、館内のトンネル水槽で魚たちが聞いている音をライブで水槽外から聞ける水中音放送を開始し、入館者からは「聴覚でも楽しめる」と好評だ。
この音は水中にあるマイクから取得した音だが、実際はポンプなどの人工雑音が混入している。
そこでマイクで取得した音をパソコンのプログラムで処理することによって、雑音成分を除去した。
また実際にマイクで取得した音に対し、スピーカーから放送される音は、〇・二秒以下の遅延で抑えられている。それゆえライブ感覚のある水中音を放送することが可能になった。この水中音放送装置は同研究所から博物館が提供を受けたもの。
水中音装置を開発した久保教授は「もっと音をよくしていきたい。ほかの水族館でこのような水中音放送をしているところがあまりないので、ぜひとも広げたいと考えている」と話していた。
博物館では「今回立命館大学と共同で開発した水中音放送装置によって、魚が聞いている水中音をトンネル水槽の外でも聞くことができるようになり、展示水槽を視覚に加え、聴覚でも体感できるようになった。今回の共同研究によって、子どもから大人まで楽しめる『驚きと感動』『学びと発見』の機会に満ちた発信力の高い展示施設を目指す」としている。








