10月9日告示の甲賀市長選
◇甲賀
十月九日告示、十六日投開票の甲賀市長選は、今のところ、四選を目指す現職の中嶋武嗣氏(68)が「まちづくりの基本指針である第二次総合計画に道筋をつけたい」と意欲を燃やす一方、新人で元衆議院議員の岩永裕貴氏(43)は「多選の弊害(へいがい)で、スピード感の増している時代の変化に追いつけていない」と挑む一騎打ちの構図となっている。同市長選の告示一か月前をひかえ、両陣営の動きが活発化してきた。【石川政実、高山周治】
現職の中嶋氏は四期目の抱負として、防災機能を備えた本庁舎と給食センターの建設、公立甲賀病院跡地(同市水口町)に教育・福祉・療育・体育の複合施設を整備する「桜の杜(もり)」構想などを掲げる。
これらの政策への理解を求め、支持を固めるため、同市水口町植の選挙事務所におく本部選対を中心に、旧の五町(水口、土山、甲南、甲賀、信楽の各町)の支部組織がフル回転する。
甲賀市議会(二十六人)で、同氏の支援に回る市議は、保守系会派「清風クラブ」の十一人、公明党甲賀市議団の三人の計十四人。選対総括責任には辻重冶氏(四期)、選対委員長に服部治男氏(同)が就く。
今後の予定としては、十一日の事務所開きから活動を本格化させ、決起集会を告示前の十月四日、選挙中の同月十二日にいずれもあいこうか市民ホール(同市水口町水口)で開く。
中嶋氏の陣営は「選挙戦では、人口減少時代に入る中、地方創生の着実な実施によるまちづくり総仕上げを訴える」とする。
これに対して岩永氏は、「このまま人口減少が続けば税収が減り、行政サービスが低下することで、もっと住みづらい地域になってしまう」として、▽子育て環境の向上▽人口減少対策▽生活現場の重視―の三本柱を掲げ、選挙戦に臨む。
支持拡大に向けては、五月下旬の出馬表明以降、街頭での辻立ちや十万枚以上のビラ配布で政策を訴えるほか、七月からは「タウンミーティング」と銘打ち幅広い層と意見交換するミニ集会をスタートさせた。これまで「何十回開いている」(陣営スタッフ)という。
選挙体制としては、同市水口町松栄に事務所を設置する。市議会では、同氏の出身地・信楽町の無所属会派の市議二人、「市民クラブ・新しい風」の一人の計三人が支援に入る。事務所開きは行わず、決起集会は告示前の二十七日にあいこうか市民ホールで開く。
岩永氏の陣営は「大きな集会よりもミニ集会をなるべく多く開き、政策の浸透に努めたい」としている。









