前期・後期で公開 観峰館
◇東近江 永源寺を開山した寂室元光禅師(じゃくしつげんこう 一二九〇~一三六七)の六百五十年遠諱で、永源寺が所蔵する数々の重要文化財を展示した特別企画展「永源寺に伝わる書画」が、東近江市五個荘竜田町にある観峰館で開催されている。 重要文化財二十八点を含めた六十点以上の作品が、前期(十月二十三日まで)と後期(二十五日から十一月二十日まで)に分かれて展示される。 若くして仏門に帰依した寂室元光が、近江国守護佐々木六角氏頼の庇護を受け、康安元年(一三六一)に開山した永源寺。 前期では、寂室元光をはじめとする永源寺にゆかりのある禅僧が、教えや思いを記し残した墨跡をはじめ、禅僧の肖像画を描いた頂相(ちんそう)や絵画など、南北朝時代から昭和初期までの貴重な作品が並ぶ。 遺言として、門弟に書き与えた墨跡「寂室元光遺誡」(重要文化財)もその一つ。丁寧な書風が、寂室元光の強い遺志を伝えている。 縦二百三十×横百五十センチメートルの大迫力の絵画「達磨図」や、出世を祝い、鯉が龍と化す姿を描いた「爆龍図」のほか、かつて永源寺が、皇族や近江商人との深い関わりが伺える作品も数多く紹介している。 同館学芸員は「公になっていなかったことから、ほとんどの作品が初公開。この機に、地域の貴重な文化財に触れていただきたい」と話している。 期間中、市内住民は入館無料となっている(証明できるものを持参、一般は千円)。開館時間は午前九時半から午後五時(入館は四時)まで。月曜日は休館(祝日の場合は翌日)。 また、十月八日と二十九日、十一月五日の午後一時から二時には、学芸員によるギャラリートーク、十月十六日にはミニコンサート&ギャラリートークも開かれる。問い合わせは、同館(TEL0748―48―4141)へ。







