佐川美術館の企画展、11月27日まで
◇守山
佐川美術館(守山市)は、お坊さんが主人公となったテレビドラマや著書がベストセラーになるなど「お坊さんブーム」が到来する中、「有名なお坊さんランキング」一位の三蔵法師に焦点を当てた企画展「三蔵法師展 薬師寺の宝物とともに」を開催している。会期は十一月二十七日まで。
三蔵法師は、貴重な経典を求め、孫悟空や沙悟浄(さごじょう)、猪八戒(ちょはっかい)をお供に従えて天竺(インド)まで旅する「西遊記」で知られる。そのモデルは、中国、唐代の高僧、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう、六〇二~六六四)だ。
実際の玄奘も、鎖国政策の国禁を犯して「求法(ぐほう)」の旅へ出発する。徒歩と馬で広大な砂漠をわたり、険しい山岳地帯を通り抜ける旅路は往復三万キロ以上、費やした歳月は十七年にも及ぶ。
天竺から母国へ持ち帰った数多くの経典は、二十年かけて大般若経(だいはんにゃきょう)六百巻をはじめ、七十五部千三百三十五巻に翻訳した。その教えは、奈良時代に日本へ伝わり、今も奈良・薬師寺を中心に守られている。
同展では、三蔵法師を鼻祖とする薬師寺所蔵の寺宝から、シルクロードを旅する三蔵法師とその守護神を伝える絵画や彫刻、信仰の証が反映された文書類、「西遊記」の世界を描いた浮世絵などを通じて、千四百年の時空を超えて三蔵法師の人物像に迫る。
一般千円、高大生六百円。中学生以下無料。月曜休館。祝日の場合は火曜日。問い合わせは同館(077―585―7800)へ。
滋賀報知新聞社が ペア5組入場券進呈
なお、滋賀報知新聞社は読者プレゼントとして、抽選でペア五組に同展の入場券を進呈する。希望者はハガキに住所、氏名、本紙への批評を記入し、二十日までに〒520―0044大津市京町四丁目五―二三、滋賀報知新聞社大津本社「佐川美術館企画展 入場券プレゼント係」へ。









