「時代にあった新しい風入れる」
◇甲賀
甲賀市長選挙の投開票が十六日行われ、元衆議院議員で新人の岩永裕貴氏(43)が二万七百八十三票獲得し、一万九千八十五票の現職・中嶋武嗣氏(68)を破り、初当選を果たした。投票率は五五・〇六%(前回五四・三七%)だった。
当選確実の知らせが入った岩永氏の選挙事務所は支援者の喜びが一気に爆発した。しばらくして、事務所入りした岩永氏は、支援者が感極まって連呼する「イワナガ・コール」と割れんばかりの拍手に迎えられ、当選の祝いに駆けつけた三日月大造知事、近隣の市町長らと共に万歳三唱をして喜びをかみしめた。
この後、岩永氏は「合併して十二年。(閉そく状態の甲賀市に)新しい風を入れて、時代にあった新しい行政をはじめようと、選挙戦を戦ってきた。市民一人ひとりの生活が確実に豊かになる、結果にこだわった政治を進めたい。この地域に愛を注ぎ、オール甲賀で盛り上げたい」と意欲を燃やした。
同氏は選挙中、人口減少への危機感を訴え、市内に三つある高速道路インターチェンジを生かした企業誘致、子育て支援と学校教育の充実、国政経験を生かした京阪神、中京圏との連携を主張してきた。
選挙戦では市議四人の支援を得て、ミニ集会を告示前と合わせて五十回以上開き、無党派層や子育て世代のほか、保守層も取り込み、現職の厚い壁を打ち破った。
一方、四選を目指した中嶋氏は、財政再建などの実績、まちづくりの基本指針である第二次総合計画の着実な実施を訴えたが、もう一歩及ばなかった。







