東近江市・竹内 鉄平さん(38)
はじめまして、1月から東近江市愛東地区の地域おこし協力隊として着任しました、竹内鉄平です。
僕が協力隊になろうと思ったきっかけは、大阪で家具を作る、木工職人として15年間務める中、結婚をして子供を二人授かりました。
子供が生まれて毎日が本当にいろんな学びの日々です。子育てというよりも親にしてもらっている様な感覚で自分たちの今までの暮らしを見直したり、これから先どんなふうに暮らしていきたいのかを深く考えるようになりました。
暮らしを見直していく中、特に食べ物に気をつけるようになりました。震災後、街のスーパーに並ぶ食材は、近隣の農家でとれたものが姿を消して、なぜか遠く離れた地方の野菜や、輸入された安価な食べ物が増え、望まないものばかりが並んでいました。
休日には自然を求めて近隣の山に遊びに行き、行った先で食材を買い求めました。街で働き、休日に食材を求めに地方に出向くという生活に疑問を抱くようになり、地元である滋賀で暮らし、自分たちが育てた野菜と新鮮な食材に囲まれて子供たちを育てたいと望むようになりました。
滋賀での暮らしを望んでいた僕たちは1年間、毎月行われる赤目自然農園での自然農を学びながら、滋賀のグループで自然農に取り組むノラノコに参加しました。
山裾から降りてくる朝霧、緑が眩しく涼しげな田んぼ、風に揺れる金色の稲穂の美しさに魅せられました。自然に対しておごることなく、謙虚な姿勢で伝統や文化を担ってきた豊な人々が暮らす、この地に住みたいと思うようになりました。
その後、いろんな方々のお力を借りながら移住を検討するなかで、地域おこし協力隊のお話しをいただき、地域の役に立ち移住できるのと、農業で地域おこしという点も自分たちが今まで学んできたことをフィールドに落とし込める、これ以上ないお話と考え、協力隊に応募しました。
愛東で暮らしはじめて、自分たちにあった昔ながらのつくりかた農法で野菜をつくり、それを食べることや、近所の方に頂いた野菜を毎日おいしくいただけることは、本当に豊かなことだなと実感しています。いろいろ心配をおかけしていますが、少しずつ地域に馴染めてきているのかなあと実感しています。
活動は、自分がこれから農家の担い手になれるように、実践しながら作物を育てる技術を高めることと、持続可能な農的文化である「パーマカルチャー」などを取り入れながら、魅力的な農園づくりを目指し、畑で、田んぼで様々な人と人との出会いや、暮らしに役立つ体験、食べ物の今を感じることができる「コミュニティーガーデン」をつくっていきたいと日々、格闘しています。そんな中から農業にふれ、興味を持ち、愛東の農業を担っていく仲間や、これからの農業に何らかの形でかかわってくれる人との出会いが生み出せればと願っています。
しかし、まだまだ形になっていません。愛東の皆さま、これからも長い目で見守ってください。よろしくお願いいたします。






