近江八幡市・的場 保典さん(35)
近江八幡市地域おこし協力隊は八幡山ふもとの城下町である旧市街地に残る町家を活用した「地域の活性化」ということで取り組んでおります。任期初年度の昨年は旧市街地の空き家・空き町家調査を行い、所有者様へのアンケート調査を実施して活用に向けた意向調査を行いました。
アンケート調査に「活用したい」とお答えいただいた方へご連絡をさせていただいても息子さんが答えておられ、所有者様本人は空き家という認識を持たれておらず怒られたこともありました。
空き家に対する考え方もいろいろで1年に一度しか利用していなくても空き家ではないと認識されている方もおられます。ですが、建物にとっては毎日利用されていなければ早く傷んでいくだけです。
こちらに来てからお世話になっている先生がよく言われる言葉が「家には家の人生がある。持ち主の思いだけで使われず傷んだり、壊れてしまう家のことを考えて欲しい」と。
生まれ育った家に思い入れがあり大事に残していきたいのであれば風通しなど管理をしっかりしていくか、誰かに使っていただく事を考えていただきたいです。そのようなことを踏まえて、空き家に対する認識や管理・活用の仕方をご理解いただき、また提案していくことが私自身の今後の課題です。
私の活動は、旧市街地がメインですが、住まいは安土町・沙沙貴神社の地域です。
沙沙貴まつりの松明づくりの取材をきっかけにまつりにも参加させていただくことになりました。新参者の私が伝統ある祭りに参加することができるとは思ってもおらず、とてもありがたかったです。
まつりに参加するきっかけをいただいた方から「おれは安土に引っ越してきた人をよそ者とは言わない。言いたくない。安土に来てくれたんやからその人はもう安土の人間や」と言われたことが一番印象に残っています。
自分自身よそ者だという認識もあり恥ずかしくも感じました。が、とてもうれしくも感じました。こういう考え方が出来る人が多くいてくればまちは新しく変わっていけると感じています。ただ、地元の人すべてがこのような考え方ではありません。新しい人・モノ・事を柔軟に受け入れて新しいものを生み出していける環境づくりが課題であり、今後の目標です。






