東近江市・前川 真司さん(29)
協力隊3年目を迎えて、私は「地域おこし協力隊」とは、単なる移住支援政策ではなく、地域に宿る「ヒト・モノ・コト・ワザ・ココロ」の地域資源を「結い直し」するための、「キッカケづくり的存在」だと思っています。
実際、地域には本当に多種多様な地域資源があるのですが、地域おこし協力隊として大切なことは、その地域資源を「自分」という資源とどう組み合わせ、どのようにして新しい価値を創造するのかという視点が、何より大事だと思いました。
また、それと同時に、地域資源と自分を結びつけながら、どうやってその「可能性」を、地域の「夢」と「希望」に育て上げていくのかという、「結い直しのプロセス」には、「地域おこし協力隊としての命題」があるなと感じています。
しかし、「たった3年、されど3年。」と言われる中で、どこまで「地域資源と自分」という「夢物語」に人生を懸けることができるのか。ハッキリ言って、その先にあるものを掴むには、半端じゃない難しさがあると感じています。
しかしながら、私の好きな言葉に「人生とは夢見る鼓動である。」という言葉があるように、人生とは、ただ生き長らえることの幸せよりも、夢見る明日を生ききることにこそ「生きる価値」を見出したいと願う、私の性分なのであります。
私が取り組んできた、「木地師発祥の地の継承」と「東近江市の花ムラサキのブランド化」は、この3年間で「どこまで積み上げることが出来たのか」はわかりません。ですが、間違いなく申し上げることが出来るのは、この「地域資源と前川真司の夢物語」に対しては、もはや私だけの「夢と希望」ではないと実感できているということだけは確かなのです。
まったくのよそ者であった私を受け入れ、共に「地域資源」と「私たちの夢物語」を夢見てくれた仲間がいることは、私の人生の最高の宝であり、これからの人生の基盤となるものです。
私は来年の4月以降、地域おこし協力隊としての任期は終える予定ですが、この奥永源寺地域に巡り会えたこと、そして地域資源と私たちを結い直しすることが出来たことを、何よりも誇りに思い、感謝しています。
この3年間で頂いた、たくさんの「夢見る鼓動」を、そして言葉だけでは恩返しできそうもないこの「想い」を、地域の明日の未来へ育て上げていけるように、これからも日々精進して参りたいと思います。
明日の未来への夢見る鼓動が、地域と共に重なりますように・・・。






